BMW初のFF車!2シリーズ グランツアラーの魅力

BMW2シリーズグランツアラーは、BMW初のFF3列シートミニバンです。BMWがミニバン大国日本市場に満を持して投入したクリーンディーゼルMPVの特長と魅力についてくわしく説明していきます。

1. BMW2シリーズグランツアラーの特徴

BMW2シリーズグランツアラーの特徴は、何と言ってもBMWが初めてつくった床下収納可能な3列シートのミニバンだということです。BMWの中では1番ファミリーカーのような形が特徴的です。

ボディー剛性に優れ、路面が悪くてもショックをしっかりと受け止めてくれ、ファミリーカーとしての安心感も特長といえるでしょう。BMWといえば、ドライバーズカーですが、今回のモデルはドライバーの満足感はもちろん良い意味でファミリー向けの乗用車感も持ち合わせています。

1-1. 満を持して出したBMW初のFF

グランツアラーは、BMWブランドでは初のFF(前輪駆動)モデルとして注目されているアクティブツアラーをベースにしたモデルです。「MINI」を除いては、BMWブランドでは初の3列シートのFFモデルとなります。

「MINI」の発売から10年で培ったFFの技術をBMWブランドに展開したモデルがこのグランツアラーといえるでしょう。BMWといえばFR(後輪駆動)ですが、今回は満を持してのFFモデル投入となります。

FF特有のステアリングの剛性感と手応え、骨太さはBMWならではの乗りごたえが十分に感じられます。

1-2. 良くも悪くも欧州・ワールドサイズのグランツアラー

ボディサイズは全長4570×全幅1800×全高1640となっておりベースモデルのアクティブツアラーより全長で220mm長く、高さも90mm高くなっています。

アクティブツアラーよりも居住空間の広さを感じ、積載能力も向上させています。全幅1800mmは日本の駐車場に対応できますが、高さ1550mm以下の高さ制限がある駐車場には対応できません。

BMWならではの存在感が大きいワールドサイズですが、日本の駐車場の中では入庫できない場所もあるのでそこが難点と感じる人もいるかもしれません。

2. 2シリーズグランツアラーのデザイン

2シリーズグランツアーのデザインはBMWらしいワイドな力強いデザイン仕様となっており、様々な箇所に工夫がなされています。以下、インテリア、エクステリア、積載量の特徴を説明していきます。

2-1. インテリア

先ず前席ですが、ミニバンならではの、視界の広さや、目線がとても高いことを実感することができます。屋根も高く狭さを感じません。窓もスクエアで非常に視界が良く、車両感覚もつかみやすいです。

センターパネルからダッシュボードは黒で統一されており、アンビエンライトがクールに光ります。夜はとても良い雰囲気になります。

BMWおなじみのカメラを使用した安全装置の「ドライビング・アシスト」、衝突回避、被害軽減ブレーキなどの安全面も充実しています。

後部座席2列目は開口部が広くデザインされており、身体の大きい人でも乗り降りしやすいのが特長です。座席に座った感覚も足元、天井と広く感じてゆったりとでき、前後に130mmのスライドが可能なので、3列目に人がいない時はかなりくつろげるでしょう。

前席の裏についている折りたたみテーブルも使いやすく快適に過ごすことが可能です。

座席シートは3列目もありますが、これは緊急用簡易シートなので、長時間の乗車は向いていないでしょう。7人乗りで設計されてはいますが、3列目は緊急時の使用向きと言えます。友人の子供等を乗せるのは良いかもしれませんが、高齢者や大人が長時間座るのは不向きかもしれません。

2-2. エクステリア

エクステリアもBMWならではの抜群の存在感が光り、流れるようなボディラインから張り出すリアのフェンダーは、SUVのXシリーズのようなデザインでスポーティです。

LEDを使用したヘッドランプの明るさやテールランプは力強く、L字型のリアコンビライトと共に印象的なデザインが目を惹きます。この存在感は国産車では中々出せないといえるでしょう。バックドアはハッチゲート式を採用しています。

全体的に静止時でも、躍進するようなエクステリアデザインに仕上がっています。

2-3. 積載量

積載性は、かなり使い勝手が良い設計となっています。3列目、2列目、助手席の背もたれを倒すことができ、最大2.6m の長尺物も積めます。2列目を前に少しスライドさせ、3列目の背もたれを前に倒せば、楽に積めるので家族で出かけることが多いユーザーには向いているでしょう。

3. BMW2シリーズグランツアラーの走行性能

①乗り心地とハンドリングは軽快!
グランツアラーの走行性能ですが、ミニバンでもBMWの走りの良さは十分に味わうことができます。道路の段差なども不快なく走らせることができるのはさすがです。しっかりと地面をとらえた安定感と乗り心地は他のBMW同様に快適です。

ハンドリングも素晴らしく軽快で、車がとても軽く感じられるでしょう。この軽快なハンドリングの感覚は他のBMW車と同じです。この点はさすがBMWと言えます。

②スポーツモードもあり
グランツアラーは通常のモード(コンフォートモード)とエコプロ(燃費重視)、スポーツモードがありますが、スポーツモードにすると、さらにアクセルの反応が良くなり加速感が増していきます。

通常はコンフォートモードでも十分すぎるくらいの加速感ですが、こだわりたい人には良いでしょう。スポーツモードは、勾配の急な坂道、山道向きでミニバンではなかなか味わえない加速感が楽しめます。

③カーブの安定感も抜群
2シリーズのカーブの時の安定感は特筆すべき安定感です。BMWX1シリーズと同じような安心感を味わうことができます。地面をどっしりと捉えたフィーリングはBMWならではです。

3-1. 人や荷物をたくさん載せるグランツアラーはディーゼルとの相性が抜群

グランツアラーは2.0Lの直列4気筒DOHCでスムーズな変速が可能で、グランツアラーを含めBMWのディーゼルエンジンは、加速感が本当に抜群といった印象です。

特に、7人乗りと積載量も多いグランツアラーですが、心地よい加速感で、グングンとスピードに乗っていきます。ついつい楽しくなってアクセルを踏みたくなるエンジンです。ディーゼルエンジンとの相性は抜群といえます。

3-2. ディーゼルの場合は特有の音と振動に注意

ディーゼルエンジン独特のカラカラ音は多少ありますが、車内ではほとんど気になりません。意識しないと聞こえてこないレベルですが、中、低速時の加速音や振動は少し大きめかもしれません。車外では違いがわかる人には、独特の振動とともに気になる人もいるかもしれません。

アイドリングストップ後の振動もディーゼルとは思えないほど小さな振動に抑えられています。ディーゼル特有の音と振動を考慮しても、前述の優れた加速性や安定性が勝ってしまい、ユーザーによっては気にならないという人もいるでしょう。

4. まとめ

2シリーズグランツアラーはBMWならではの高級感とエンジン性能を兼ね備え、さらに初のFF仕様、7人乗り3列シートという話題性もあるモデルです。

3列目が緊急用で、長時間乗車には向いていないことや、ディーゼルエンジン特有の音や振動があるという短所はありながらも、その短所を大きく上回るBMWブランドならではの魅力あふれたモデルであることは間違いありません。

走りにこだわるドライバーを満足させながらも、ファミリー向けという乗用車としても使い勝手が良いモデルです。車を運転する楽しさをとことん味わえる点から、ミニバン大国の日本市場でも一定の支持を得ることができるモデルと言えるでしょう。