BMW2シリーズカブリオレ|実用性オープンモデルの代表格

BMW2シリーズカブリオレは1シリーズカブリオレの後継モデルにあたり、プレミアム・コンパクト4シーターオープンモデルとして登場しました。今回はその話題のモデルの特徴と機能、魅力について迫っていきます。

1. BMW2シリーズカブリオレの特徴

BMW2シリーズカブリオレは、世界で13万台以上販売した「1シリーズカブリオレ」の後継モデルとして発売、手頃なサイズの4シーターオープンでFR(後輪駆動)が特徴の希少なモデルです。

美しいデザインと革新的なテクノロジーを搭載、高次元のドライブかつ高い安全性と機能性を備えたプレミアムセグメントにおける唯一のオープントップモデルとなっています。

重心が高くなるメタルトップではなく、電動開閉式のソフトトップが採用されている事も特徴です。このソフトトップは走行中でも開閉可能で先代モデルよりも遮音性に優れていると言えます。

2シリーズとしては、「クーペ」「アクティブツアラー」に続く3番目のモデルとなります。オプションで準備されているトランクスルー機能もあり、実用性にも配慮されたモデルとなっています。

日本で発売されるのは、220iのみで、「Sport」「Luxury」「M Sport」の3つに分かれています。ベースは「Sport」で「Luxury」はキドニーグリルやエキゾーストパイプがクロームメッキ加工されており、ヒートシーター機能やレザーシート等のインテリア設備も充実しています。

「M Sport」の特徴はフロントとリアのタイヤサイズが異なっています。3種ともパワートレインは共通の2リットル直列4気筒ガソリンターボで優れた加速性能が搭載されています。

1-1. ジャーマンオープンの伝統を守る220iカブリオレ

220iカブリオレのスタイリングはクーペとは対照的で、ソフトトップの造形や盛り上がったホロ屋根がジャーマンオープンカーの伝統を守っています。ドイツ車だけあってヒーターも強力で、ソフトトップを閉めるとクーペ並みの気密性も確保できます。

立体的なデザインのキドニーグリル、そのキドニーグリルに流れ込むようにデザインされたボンネットのプレスラインやシャープな表情をした丸型4灯のヘッドライトデザインが形成する力強いフロントマスク等の外観はBMWの伝統を守り、受け継いでいるといえるでしょう。

1-2. オープンモデルだが広さは十分 220iカブリオレ

内装は、オープンモデルながらワイド感が感じられる作りとなっており、エアコンルームやグローブボックスカバーといったダッシュボード周りのデザインが一新されています。よりスポーティかつエレガントな雰囲気を十分に感じられる内装です。

複数のラインやサーフェスを重ねて空間を分割するレイアリングという手法を取り入れているので予想以上の空間の広がりを感じることができます。

クラス唯一の4シーター仕様ですがリアシートの空間もしっかりと確保され、十分な広さを感じさせます。

2. 2シリーズカブリオレの機能性

センターコンソールにあるスイッチを操作して屋根を開けると、フルオートで開閉が可能です。ウインドスクリーンは立ち気味なので前席でもかなりの開放感が得られます。

ユーザーからは特にオープンした時のデザインが高い評価を得ています。

サイドウインドウを上げておけば、一般道での風の巻き込みは少ないですし、オプションの脱着式ウインドディフレクターをつければ風の巻き込みを防いでくれます。高速道路でもキャビンには風は入ってきません。

トランク容量は電動ソフトトップを閉めた状態で1シリーズより30L拡大した335Lソフトトップを開けた状態でも20Lを拡大した280Lを実現しています。

また最新の「iDrive」は音声認識とタッチパネルによる操作を可能にし、車内には最大10台のデバイスが接続できるWi-Fiスポットがある他、標準のSIMカードによる「BMWConnectedDrive」に接続することで、BMWへの最適なアクセスが可能となっています。

エンジンは新世代のモジュラーエンジン搭載で、最高出力184ps、最大トルク27.5kgmとなっており2リッター直4直噴ターボのみの設定となっています。

トランスミッションは8段AT、燃費はJC08モードで15.8km/リッターを実現しており、俊敏な加速性能とクルージングによる燃費消費の抑制を両立、1シリーズと比較して最大トルク29%、燃費は23%も向上させています。

3. ボディ剛性や操安性も一定レベル以上 220iカブリオレ

ボディ剛性も極めて強靭ではないものの、一定レベル以上は保っているといえるでしょう。スポーティなハンドリングを実現するため、車両のフロント側のボディー剛性は20%強度を高めています。

操作性も快適で、コーナーリングやノーズの動きも後輪駆動らしい立ち上がりの蹴り出しが特徴的といえるでしょう。前後重量配分が780kg:840kgというバランスも一定レベル以上の操作性に貢献し、ドライバーの思いのままに車を操ることが可能です。

全長4.5m未満、全幅1.8m未満の大きすぎないボディーは狭い山道でも走りを満喫できます。ボディ、サスペンションは非常にしっかりとしており、滑らかな乗り心地と地面とタイヤの優しい接地感も印象的です。

ATは6段から8段になったので加速性は十分で、低回転の為音も静かです。加速時のキレとフレキシブルさは流石BMWといったところです。1620kgの車両重量を感じさせない軽快さとオープンカーの爽快感を併せ持ったモデルであると言えるでしょう。

4. BMW2シリーズカブリオレの選択肢

BMW2シリーズカブリオレでは2種類のパッケージを準備しています。1つ目はパーキング・サポートパッケージでこれは縦列駐車や車庫入れの際に効果的な予想進路表示機能付リア・ビュー・カメラと車両の前後方向にある障害物を音とビジュアルの両面から知らせてくれるパークディスタンス・コントロールが付いています。

もう一つは万が一のトラブル時にBMWSOSコールセンターに連絡してくれるBMWコネクテッド・ドライブプレミアムも準備されています。

その他には大きな開口部をもつスルーローディングシステム(可倒式リアシート)をオプションで設定している他、「Luxury」は標準は205/50R17ですが、オプションで245/35R18サイズのタイヤと「Vスポーク・ステアリング387」アルミホイールが装着できます。

「M Sport」は運転スタイルと路面状況に応じてサスペンションの硬さを電子制御できるアクティブMサスペンションをオプションで装備可能です。そしてフロント・シート・ヒーティング機能とダコタ・レザー・シートがセットになったレザーパッケージもあります。

ユーザーの嗜好と予算に合わせてオプションを様々な選択肢から選ぶことができます。

5. まとめ

BMW2シリーズカブリオレは、1シリーズの後継モデルとしてスポーティさとエレガントさを持ち合わせながら、かつ最新の装備を搭載し、ドライバーの快適な走りを突き詰めたモデルです。

デザイン性の面でジャーマン車の伝統を受け継ぎながらさらに進化させ、インテリアの高級感と実用性もかなり充実させています。エンジンやトランスミッションも最新技術が反映され、その加速性と力強い走りはファンを納得させるものでしょう。

ユーザーの嗜好に合わせたオプションも選択できるのも楽しみの一つで、実用性オープンモデルの代表格となるモデルと言えます。