車の売却には必須!初心者でもわかる委任状の書き方とは?

車を売却する時には委任状が必要になります。委任状とは、名義変更や税金の還付金申請などの面倒な手続きを業者に代行してもらうことができる便利なものです。

しかし、委任状を書いたことのない方が多いと思いますので、どのように準備して、何を書けばいいのか分からず困ることがあるでしょう。

そこで今回は、初めての方でもわかるように、委任状の書き方をステップバイステップで解説していきます。誰でも簡単に作成できますので落ち着いて準備していきましょう。

1. 車の売却に必要な委任状の種類

1-1. 委任状とは

委任状とは本来はあなたが行う手続きを第3者に委任していることを証明するための書類になります。車を売却する場合であれば、あなたに代わって各種手続きを業者に任せていることを証明するものになります。

この場合、

  • あなた=委任者(委任する人)
  • 業者=受任者(委任される人)

このように表現されます。委任状を書く時には「委任者」と「受任者」の2つの言葉が出てきますので、混乱しないようにお互いの関係性を理解しておきましょう。

また、委任状は重要な書類にも関わらず軽視されがちですが、その内容を正しく理解しておくことで、不要なトラブルを防ぐことにもつながります。

1-2. 委任状の種類

車を売却する時に必要となる委任状には、次の3つがあります。それぞれ委任する内容が異なっていますので、複数枚の委任状が必要になるケースもあります。

なお、必要となる委任状の種類は、売却する業者が教えてくれますので安心してください。

①名義変更のための委任状

車を売却する時に必要となるケースが多いのがこちらの委任状です。

名義変更とは、売却に伴い車の所有者をあなたから業者に変更するための手続きになります。これを業者に代行してもらうための委任状になります。

自分で名義変更することも可能ですが、手続きが面倒ですので業者に代行してもらう場合が多くなります。

②永久抹消登録(廃車)のための委任状

売却する車が廃車になる場合には、永久抹消登録のための委任状が必要になります。これは、業者による廃車手続きの代行を証明するための書類です。

また、廃車に伴い自動車重量税の還付を受けられる場合がありますので、こちらの申請についても同じ書類で委任することができます。

③自動車重量税還付金受領権限の委任状

こちらは、車の売却による自動車重量税の還付金を所有者(あなた)以外の人(業者)が受け取るために必要な委任状になります。つまり、こちらの委任状があれば還付金は業者に渡ることになります。

なぜ還付金が業者に渡るのかと疑問に感じると思いますが、売却に伴う手続きを簡略にするための対策となっています。こちらの委任状が必要になる場合には、買取額に還付金額をプラスした査定額となっているはずですので、還付金が受け取れずに損をすることはありません。

ただし、悪質な業者の場合には、委任状の内容を説明することなくハンコだけを押させて、不当に還付金を受け取っていることがあるようです。

こうしたトラブルを防ぐためにも、どんな手続きに関する委任状なのか、その内容までチェックするようにしましょう。

2. 車の売却に必要な委任状の書き方

それでは具体的な委任状の書き方について確認していきましょう。3種類の委任状ごとにご紹介していきますので、該当するものを確認してください。また、どの委任状も基本的な書き方は同じですので、落ち着いて作成していきましょう。

①名義変更のための委任状の書き方

ステップ①:委任状のダウンロード

委任状のひな形を国土交通省のホームページからダウンロードして印刷しましょう。

ステップ②:受任者の住所、氏名を記入

こちらは売却する業者の住所と会社名を記入します。

ステップ③:「移転登録」と記入

上の画像で示した③の欄に「移転登録」と記入してください。

ステップ④:自動車登録番号又は車台番号を記入

こちらには車検証を確認しながら記入してください。

ステップ⑤:委任者の住所、氏名を記入し実印を押印

ここには委任者(あなた)の住所、氏名を記入します。左右どちらに記入しても構いません。実印の押印も忘れないようにしましょう。

ステップ⑥:委任状の作成日を記入

委任状の作成日を忘れずに記入してください。ただし、車の委任状は有効期限が3ヶ月と言われていますので、実際に手続きを行う日からさかのぼって3ヶ月以内になるように注意してください。

②永久抹消登録(廃車)のための委任状の書き方

ステップ①:委任状のダウンロード

委任状のひな形を国土交通省のホームページからダウンロードして印刷しましょう。

ステップ②:受任者の氏名、住所を記入

こちらには売却する業者の会社名と住所を記入します。

ステップ③:「2.永久抹消登録申請及び自動車重量税還付申請」にチェック

上の画像で示した③の欄を確認して該当する数字の部分に◯をつけましょう。「2.永久抹消登録申請及び自動車重量税還付申請」に該当することが多いと思いますが、詳しくは業者に確認するようにしてください。

ステップ④:自動車登録番号、車台番号を記入

こちらは車検証を確認しながら記入してください。

ステップ⑤:委任者の氏名、住所氏名を記入し実印を押印

ここには委任者(あなた)の氏名、住所を記入します。実印の押印も忘れないようにしましょう。

ステップ⑥:委任状の作成日を記入

委任状の作成日を忘れずに記入してください。ただし、車の委任状は有効期限が3ヶ月と言われていますので、実際に手続きを行う日からさかのぼって3ヶ月以内になるように注意してください。

③自動車重量税還付金受領権限の委任状の書き方

ステップ①:委任状のダウンロード

委任状のひな形を国土交通省のホームページからダウンロードして印刷しましょう。

ステップ②:受任者の氏名、住所を記入

こちらは売却する業者の会社名と住所を記入します。

ステップ③:自動車登録番号、車台番号を記入

こちらは車検証を確認しながら記入してください。

ステップ④:委任者の氏名、住所氏名を記入し実印を押印

ここには委任者(あなた)の氏名、住所を記入します。実印の押印も忘れないようにしましょう。

ステップ⑤:委任状の作成日を記入

委任状の作成日を忘れずに記入してください。ただし、車の委任状は有効期限が3ヶ月と言われていますので、実際に手続きを行う日からさかのぼって3ヶ月以内になるように注意してください。

3. 委任状の書き方の注意点

3-1. 委任状を作成する際の基本事項

委任状を書く時には、以下の基本事項を守るようにして下さい。

  • 委任する人(あなた)が全てを記入してもOK
  • 黒いボールペンを使う(消えるボールペンは不可)
  • 押印は朱肉を使う(スタンプ式は不可)
  • 訂正は二重線を引き訂正印を押す

3-2. 委任状の有効期限は3ヶ月

今回ご紹介した委任状の有効期限は3ヶ月と言われています。実際に売却するまでに3ヶ月以上経過した場合には、再度作成する必要が出てきますので注意しましょう。

3-3. 委任状は業者が用意している

今回は、委任状のダウンロード方法からご紹介してきましたが、業者が用意していることがほとんどですので慌てる必要はありません。ただし、その内容を必ず確認するようにしてください。

3-4. 押印だけで提出しない(自分で署名する)

委任状とは、あなたに代わって第三者による手続きの代行を認める重要な書類になります。業者に言われるまま空白の委任状に押印することのないようにしてください。

3-5. 捨印を求められる場合がある

委任状の欄外に押印することを捨印(すていん)と言いますが、業者から捨印を求められる場合があります。これは、捨印があれば委任者の氏名、住所に間違いがあった場合でも、業者が代わりに修正することができるようになるからです。

もしかしたら悪用されるんじゃないかと心配な方もいらっしゃると思いますが、正確に記入されていれば捨印は必要ありませんので落ち着いて記入するようにしましょう。

4. 車の売却はスピードが大切!委任状の書き方を覚えて高額査定を!

いかがだったでしょうか。車を売却する時に必要な委任状の作成は、それほど難しいものではありません。今回ご紹介した書き方を確認していただければ、すぐに作成することができるでしょう。委任状には3種類ありますが、どれもほとんど書き方は同じになります。

また、車を売却するためには委任状の他にも様々な書類が必要になりますが、準備が遅れると査定額にも影響する可能性があります。なぜなら、車の買取相場は常に変動しているため、査定額が下がることがあるからです。

ぜひ今回の記事を参考にしていただき、素早く委任状を用意して希望額で車を売却しましょう。