BMW523dツーリングラグジュアリー|ワゴンが織りなす素敵な調べ

BMW523dツーリングラグジュアリーは、今回の5シリーズツーリングのフルモデルチェンジに伴い機能性、走行性能、環境性能、快適性全ての面でグレードアップしました。今回は他のクルマにはないこのツーリングワゴンの魅力を説明していきます。

 

1. BMW 523dツーリング 概要

今回フルモデルチェンジとなったBMW523dツーリングは、SUVと同等レベルの積載性を誇り、ベースであるセダンと同様の機能性、フォーマル性を兼ね備えています。そして卓越したドライビング・ダイナミクスと優れた快適性能、最先端テクノロジーを融合させた革新的な1台です。

4950mmの全長と全幅1870mm、全高1500mm、ホイールベースは2975mmのサイズは3シリーズとは明らかに一線を画すものであり、より一層の存在感と優雅さを感じさせます。

外観のスタイリッシュさとスポーティさは、BMW5シリーズツーリングの完成度の高さを感じさせ、その緻密なデザインと美しさは圧倒的な存在感と造形美、機能性を異次元の高さで融合させているといえるでしょう。

従来よりさらに立体的なキドニーグリルとヘッドライトがひとつに繋がるようなデザインとL時型テール・ライト、テールパイプはより洗練され引き締まったような印象を受け、アスリートのような姿をしています。

さらに特筆すべきなのが、ドライバーをアシストする優れたADAS(運転支援システム)です。このシステムはBMWの最先端の技術が盛り込まれ、日常でもビジネスシーンでも活躍するオールラウンド的な働きをします。まさに新時代のステーションワゴンとしての地位を確立させた1台です。

1-1. ステーションワゴンに対するBMWとしての回答

本モデルは、ステーションワゴンに対するBMWの明確な回答が込められた1台であり、それはレジャーやビジネスといったありとあらゆる用途に適応し、かつ高次元の走行性能と操作性、機能性を見事に融合させている点にあります。

そしてステーションワゴンにありがちなリア部分のボディの緩みは微塵も感じさせず、BMWのイメージにふさわしいボディ剛性を誇っている点も見逃せません。

SUV車とは一味違う動力性能を誇り、かつセダンよりも積載能力を高めており、パワートレインも含め、ディーゼル車ステーションワゴンとしての良さを存分に発揮しているモデルと言えるでしょう。

1-2. フォーマルに気遣うBMWならではのワゴンスタイル

今回のモデルは、フォーマルさにも細やかな気遣いが現れています。特に欧州市場では重要なポイントであるだけに上品さと優雅さを兼ね備えたフォルムに仕上がっています。印象的なハイグロス・クローム仕上げのデザインとホイールも特徴的な点です。

合わせてインテリアの内装もフォーマルさが感じられ、内装色はブラックとベージュの2種類が準備されています。インスツルメント・パネルを取り囲んでいるセンサテック素材のダッシュ・ボードは美しく、しなやかでユーザーを限りなく魅了するでしょう。

1-3. BMW的な予定調和が生み出す安定感

本モデルのスタイリングに特別な真新しさはありませんが、FRのプロポーションをはじめ、すべてがBMWらしい予定調和を生み出していることが感じられます。

BMWの伝統からくる自信みなぎるクルマの完成度が見れば見るほど伝わってきます。オプション装備も全て快適性と機能性が最大限に発揮出来るように設計され、どんな場面でもこだわりのユーザーを満たす要素が完璧なまでに備わっています。

そしていままでの手法をさらに磨きをかけていることでBMWのブランドとしての安定感を見せつけているといえるでしょう。

2. BMW5シリーズのラインナップと523ⅾの位置づけ

BMW5シリーズのラインナップは4種類あり、日本仕様のグレードは、「523i」、「523d」、「530i」、「540i xDrive」の4種類があります。

前者2つのモデルは、スタンダード、ラグジュアリー、Mスポーツの3仕様があり、後者2つはラグジュアリーとMスポーツの2仕様となっています。

尚、直列6気筒のディーゼルエンジンは日本では見送られています。ガソリン4気筒が523iと530i、ガソリン6気筒が540i、523dは唯一のディーゼル2リッター4気筒となっており、5シリーズの中でも貴重な存在といえるでしょう。

3. BMWが誇るADASは秀逸

BMWが誇るADAS(運転支援システム)は非常に充実しており、523dには最新の「ドライビングアシスト・プラス」やセルフレベリング機能搭載のリアエアサスというシステムも標準装備されています。さらに5シリーズのADASは、センサーにステレオカメラとレーダーも装備されています。

その中でもドライバーにとっては、前走車追従クルーズコントロールや、レーンコントロールアシスト機能等は日常において重宝できるといえるでしょう。

3-1. BMWのADASのアルゴリズム

BMWのADASのアルゴリズムは、現行の7リシーズ以降進化のスピードが速くなっており、今回の5シリーズツーリングに搭載されるドライビングアシスト・プラスの性能の高さはトップクラスのレベルといって良いでしょう。

ドライビングアシスト・プラスは、通常の交通状況や、危険度が高い場面においても快適性と安全性を向上させ、見通しの悪い交差点や車線変更時にも的確にナビゲートをしてくれます。そしてドライバーが操作できない時でも、車がかわって運転をしてくれる機能も持ち合わせています。

特に高速巡航時の車間を保つ機能や操舵制御機能は、ドライバーの運転を助け安全性や快適性をより一層高めてくれるでしょう。

4. 新世代ディーゼルユニットを搭載するBMW523d

BMW523dが搭載する新世代ディーゼルユニットは、2リッター直列4気筒のDOHCバルブディーゼルターボエンジンで尿素SCRシステムが採用され、NOxの後処理が可能です。燃費性能はJC08モードで19.4km/Lと従来より17%も向上させています。

尚、最高出力は190ps/4000rpm、最大トルクは400Nm/1750ー2500rpmとなっています。そのダイナミクスさはBMW史上最高レベルといって差し支えなく、BMWの高度な技術がこのエンジンに結集されています。

組み合わされるミッションは、トルコン式の8段ATで、523dのみならず5シリーズツーリングには全車にパワープラントやステアリング機能の制御を切り替えることが可能な「ドライビング・パフォーマンス・コントロール」が搭載されています。

4-1. 回すだけがBMWエンジンの魅力ではない

BMWの新世代のディーゼルユニットは、特有のカラカラ音や振動の問題がほとんど感じられず、この点に関しては進化の跡が著しく伺えます。523dは4気筒であるにも関わらず、日常で走る速度域であれば騒音や振動は気にならないでしょう。

高速走行においても5000rpmまで回す必要はなく、それ以下の低回転域でこなせることを考慮すれば、動力効率と経済性の面でユーザーにとって魅力的であるといえます。

その滑らかな回転とアイドリングから2000rpmまでのトルク感溢れる加速感は、ドライバーに至極官能的なひと時を与えてくれるでしょう。

驚異的な瞬発力も見逃せない点です。1800キロ以上もある巨体を軽々と加速させるパワーは凄まじく、ガソリンエンジンとは全く違う感覚をもたらしてくれます。

ツーリングカーとして、本場ドイツのアウトバーンを走行するフィーリングが存分に楽しめるモデルで、ドライバーにとっては貴重な1台といえるでしょう。

5. SUVでは実現できないBMWツーリングならではの走り

SUV全盛時代においてBMWツーリングの良さは動力性能といえます。操作に対するレスポンスの良さや、車高がSUVに比べて低いことからバウンド量も小さく快適性が高い点は見逃せない良さです。

特に評価の高い「ダイナミック・ダンピング・コントロール」は、乗り心地をソフトにし、重厚な安定感にさらに切れ味のよいコーナリングも可能にしています。小さくハンドルを切っても大きい車体が非常に気持ちがよく向きを変えてくれ、BMW独特のサスペンションフィールも心地よい感じが印象的です。

さらにセダンとほぼ同等のコーナリング性能と積載能力の高さはツーリングワゴンの長所といえるでしょう。特に日本での一般道やカーブの多い都心などでは、SUVより運転のしやすさが際立ってくるといえます。

ラゲッジスペースは5人乗車時で570リッターと誇り、リアシートをたためば、なんと1700リッターにまで広がります。さらにガラスハッチが備わり、テールゲートを開くと自動でトノカバーが開くなど細かい配慮もなされています。これらの走行性能と使い勝手の良さは、SUVでは実現が不可能な領域です。

5-1. BMW523dの難点はノイズ

難点をあえて挙げるとするならば、後軸側からのモゴモゴとしたこもったような入力音が乗車員に聞こえることくらいでしょう。非常に耳障りというレベルではなく、他のBMW直列6気筒車と比較した場合でディーゼルゆえのノイズなので、これは致し方ないレベルでしょう。

6. BMW 523dツーリングのまとめ

BMW523dツーリングは、従来よりのボディのスペックが大きくなり、優雅さとスポーティさ、セダンの機能性とSUVの積載性を見事に合わせた1台です。

ドライバーをアシストするADASシステム等の最新テクノロジーも搭載され、より快適性と安全性能にこだわりを持たせました。さらにフォーマルさとBMW特有の予定調和は唯一無二の存在感を発揮していると言って良いでしょう。

523dは、シリーズ唯一のディーゼル2リッター4気筒で、その特有のエンジンから生み出される圧倒的な加速性とパワーは、ガソリンとはまたひと味違った魅力を放っています。

ディーゼル特有の騒音や振動もかなり改善されており、高速走行を低回転でこなせてしまう点は、経済的でもあり、ユーザーにとっては魅力的でしょう。

また切れ味の良いハンドリングや、コーナリングも特筆すべき出来で、広大なラゲッジスペースと共に、機能性と使い勝手の良さも素晴らしい点です。

523dの価格は813万円となっており、オプションを含めても総額約882万円で、X5と比較しても明らかに買いといえるでしょう。