BMW435iカブリオレ|3分割式リトラクタブル・ハードトップとは?

BMW435i カブリオレは、「3シリーズカブリオレ」の後継モデルで、スポーツカーとしての特性と実用性を兼ね備えたモデルです。今回はリトラクタブル・ハードトップを採用し美しく、スタイリッシュなオープンカーとして魅力満載の本モデルの特徴を説明していきます。

 

BMW435iカブリオレのスタイリングデザイン

BMW435iカブリオレは、先代の3シリーズカブリオレよりもよりワイドなデザインになっており、さらに進化の跡が伺えます。以下、本モデルのデザインを説明していきます。

1-1. 注目のリトラクタブル・ハードトップ

BMW435iカブリオレの大きな特徴である3分割式のリトラクタブル・ハードトップには、吸音声に優れたルーフ・ライニングが採用され、先代の3シリーズと比べて2dB遮音性がUPしています。

このリトラクタブル・ハードトップは18km/h以下の走行中でも開閉が可能で、開閉に必要な所要時間はわずか20秒以内です。オープンボディのトランクリッドが開き、3枚重ねのルーフユニットが起き上がって前と後ろにルーフが延びて上屋が完成する様子はとても見ごたえがあります。

ルーフをクローズさせることによって、オープンカーとは思えない静粛性も実現しており、1台でクーペとオープンの両方の魅力を堪能できる点はファンには嬉しい点です。

また「コンフォート・ローディング機能」によって収納スペースも十分に確保されています。オープンカーでありながらもここまで収納スペースにこだわりをもち、実用性を兼ねている車種はなかなかないといえるでしょう。

1-2. エクステリア

BMW435iカブリオレは、先代の3シリーズカブリオレより全幅45mmワイドになっている他、トレッドもフロント50mm/リア95mm、ホイールスペースを50mm拡大しています。よりワイドで伸びやかな印象を受けるシルエットを形成しています。

リトラクタブル・ハードドップは、クローズ時には非常にエレガントな印象を与えてくれ、オープン時にもロールバーがない、美しいフォルムが楽しめます。またBピラーがないことで、サイドから見るとクーペのような伸びやかで美しいルーフラインが印象的です。

そしてワイド感を演出しているキドニーグリルや大型エアインテーク、リア周りのリアコンビネーションライトやリアホイールハウスの張り出し感も一層ワイドさを感じさせます。

4シリーズカブリオレは435iカブリオレ、435iカブリオレ・ラグジュアリー、435iカブリオレ・Mスポーツの3つのグレードがあります。

スタンダードでは各部のモールディング等がサテンアルミニウムエクステリアであるのに対して、ラグジュアリーにはクロームラインエクステリアを換装しています。

ホイールはスタンダードが18インチであるのに対して、ラグジュアリーは19インチとなっています。

Mスポーツの外装の特徴は、ワイド・ブラックバーのキドニーグリルやMエアロエアロダイナミクス・パッケージを取り入れています。

4シリーズのエクステリアの美しさとエレガントさを兼ね備えたスタイリングは、3シリーズの伝統を受け継ぎ、さらにバージョンアップしていると言えるでしょう。

1-3. インテリア

①快適性と安全対策

人間工学に基づいたインテリアは左右独立のリアシートを採用し、スポーティな雰囲気をさらに演出し、レッグスペースは先代3シリーズカブリオレより約20mm拡大して快適性を大幅に向上させています。

さらに安全性も十分に考慮されたデザインとなっており、アルミ製ロールオーバー・バーを備えることにより「万が一転覆した場合は200ミリ秒以内に後部から展開して乗員を保護」ができるようになっています。

オープンカーは非常事態の安全対策が特に重要ですが、本モデルはその点も十分にカバーしたモデルといえるでしょう。

ドライバーの快適性を極限まで追求しているセンター・コンソールはドライバーに向けて角度が付けられており、コックピッドの各操作系統もドライバーに配慮された位置に搭載されています。

後部座席に座ると、広さが十分に感じられ、座席も高めで見晴らしも非常に良いです。トランクルームはルーフを閉じた状態で370Lとなっており、これは先代3シリーズと比較して20L拡大しています。ルーフを開けると220Lとなっています。

②風対策もOK

後部背もたれぬ裏側にあるウインドディフレクターをセットして、サイドウィンドウを閉めれば100km/hの速度を出しても顔の周りや上空にも風を感じさせません。

冬でもエアコンやシートヒーター(ドライバー席と助手席にネックウォーマー有)を入れればホカホカ状態でオープンエアモータリングが楽しめます。

③グレード別のインテリア特徴

ラグジュアリーモデルの内装の特徴は、ファインライン・アンソラジット・ウッド・トリムを採用しており、MスポーツはマルチファンクションMスポーツ・レザー・ステアリング・ホイールやスポーツシート、インテリアトリムには、アルミニウム・ヘキサゴン・トリムを用いていることが特徴です。

全体的にスポーティでエレガントな雰囲気でまとめられています。

2. BMW435iカブリオレの快適機能

BMW435iカブリオレでは、快適性や安全性を突き詰めた様々な最新機能を装備しています。以下詳細を説明していきます。

2-1. 「前車接近警告機能」

この機能はカメラを使用して車両前方の路面状況を確認し、衝突の危険性が高い場合にドライバーに警告する機能です。435iモデルには、サイドビュー・カメラとパークディスタンス・コントロールも標準装備で搭載されています。

2-2. 「衝突回避・被害軽減ブレーキ」

435iモデルには追突の回避がおこなわれない時にブレーキを作動させて衝突の回避や衝突ダメージを軽減する「衝突回避・被害軽減ブレーキ」が搭載されています。この機能は歩行者探知機能を備えており、歩行者が接近した時にも同様にドライバーに警告します。

2-3. 「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」

この機能は、車線の逸脱をドライバーに警告してくれる機能です。この機能や上述の前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキとともに「ドライビング・アシスト」システムによってより安全性を高め、ドライバーのストレスを大きく軽減してくれます。

2-4. 「コンフォート・ローディング機能」

トランクルームに格納されたルーフを持ち上げ、収納スペースへの開口部を一時的に拡大できる機能「コンフォート・ローディング機能」を採用することで、ルーフをトランクに入れたまま荷物の出し入れが可能になっています。

格納されたルーフユニットをボタン一つで上方に移動させることができる機能はリトラクタブル・ルーフ車のユーザーであれば、非常に便利で欲しかった機能といえます。

3. BMW435iのパワートレーンと操作性

BMW435iカブリオレのエンジンは直列6気筒DOHC3.0リッターツインパワーターボです。

最高出力は225kW/5800rpm、最大トルクは400Nm/1200-5000rpmで8速ATの組み合わせとなっています。

このツインパワーターボエンジンには、高精度ダイレクト・インジェクション・システムやバルブトロニックの採用により、優れたパワーと環境への配慮が見事なまでに両立されており、「インターナショナル・エンジン・オブザイヤー2014」を受賞しています。

エンジンの0-100km/hの加速は5.5秒とスポーツカー並みの加速性能を誇り、電子油圧制御式8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションとの組み合わせでスムーズな変速と燃費向上を実現しています。この組み合わせは、非常に気持ちの良い吹け上がりも楽しめます。

さらにECO PROモードを選択すると、コースティング機能により高速走行中にアクセルを離すことによりトランスミッションとエンジンを自動的に切り離し、惰性走行をすることで12.5km/Lの好燃費を実現しています。

ボディは1840kgとクーペより220kgも重量がある435iカブリオレですが、走りのキレは抜群で、トップエンドまでの回転フィールの心地よさは高品質ボディ剛性と共に流石BMW4シリーズといったところです。

ルーフの骨格を持たないモデルにも関わらず、先代3シリーズよりも40%も向上しているボディ剛性と4シリーズ・クーペにはないトーションバーをフロント部分のアンダーフロアに追加していることで高い、ダイレクトなステアリング特性を実現しています。

前後重量は900kg/940kgで、3シリーズより低い重心感覚と快適なハンドリングは先代モデルよりさらに進化の跡が十分に感じられます。

4. BMW435カブリオレのまとめ

BMW435iカブリオレは、先代3シリーズの後継モデルとして、3分割式のリトラクタブル・ハードトップを搭載し、美しい伸びやかなシルエットとエレガントさを持ち合わせたデザインとなっています。

インテリアも全体的にはエレガントでスポーティな雰囲気を強調しています。そして安全性には特に配慮がなされ、アルミ製ロールオーバー・バーを備えることにより万が一転覆した場合でも200ミリ秒以内に後部から展開して乗員を保護できる設計となっています。

さらに「前車接近警告機能」や「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」等のドライバーの負担を軽減し、安全性を確保するシステムも充実しています。

高性能のエンジンとトランスミッション等のパワートレインはスポーツカー並みの加速性能と力強い走りを実現し、燃費性能も抜群です。操作性も先代から40%も向上したボディ剛性と前後重量比のこだわりでキレのあるハンドリングが楽しめます。

4シーターオープンカーとして、美しいデザインとファンを唸らせる走り、実用性も十分に兼ね備えた435iカブリオレは、コアなファンはもちろん新しいファンを獲得するのに十分な魅力を兼ね備えているでしょう。