BMW M2 クーペ|「M」を冠する2シリーズの高性能版

BMWM2クーペはBMWM社が長年培ってきた技術と情熱を注ぎ込んだ高性能モデルです。BMWの伝統を守りつつ、格段の進化を遂げたBMWクーペの代表作といえます。今回はその最先端テクノロジーの特徴や走行性能、デザイン、M2クーペの魅力をわかりやすくまとめてみました。

1. BMWM2クーペの特徴

BMW2クーペの特徴は、伝統の後輪駆動システムをベースにM社の最先端の技術が搭載され、俊敏で卓越した走行パフォーマンスとドライビングを実現している点です。

さらにダイナミックなデザインとエレガントなインテリアを兼ね備え、レーシングカーの走りを追求し続けているM社の最新技術が結集されています。

以下、燃費性能やシフト操作、アプリ等の最新テクノロジーについて説明をしていきます。

1-1. Mシリーズであっても燃費性能に妥協しないM2クーペ

Mシリーズであるにもかかわらず、燃費は高い性能を誇っています。日本仕様の7段DCTは12.7km/リッターと欧州仕様の6段MTの11.8km/リッターより高い燃費性能となっています。

エンジン・オート・スタート/ストップと呼ばれるアイドリングストップ機能やブレーキ・エネルギー回生システムを搭載することでこの高い燃費性能を実現しています。スポーツクーペにも関わらず、高い燃費性にもこだわった実用性モデルだといえるでしょう。

1-2. 特殊なシフト操作

シフト操作はM DCTドライブロジックと呼ばれるデュアルクラッチトランスミッションでの操作がやや煩雑といえるかもしれません。特に前進、後進を繰り返すパーキング時は慣れが必要です。

シフトセレクターは横方向に倒してDになっていても、ブレーキペダルを踏んでいなければならないことや坂道で少し動き出した状態で発進する際に、サイドブレーキを踏んで止まらなければいけません。

Rで後退して続けて前進する際には手前に降ろすのではなく、横方向へ倒すというやや特殊な操作となっています。

1-3. 専用のスマホアプリにも対応

M2クーペは専用のスマホアプリにも対応しています。「BMW Mラップタイマー」というアプリでスマホをUSB接続することで、車速、エンジン回転、スロットペダル開度、ギアポジション、燃費等がアプリに記録されて、後で自分の走りを検証することが可能になっています。

車の特性を知り、自分の運転をより知ることでまた違った楽しさが味わえるでしょう。

2. BMWM2クーペの走行性能

M2クーペはドライバーに至上の喜びと興奮をあたえてくれる走行性能を搭載しています。コンパクトさとハイパワーなエンジンを兼ね備え、サーキットで駆けるようなアドレナリン全開のドライブ体験を路上にて実現できるその走行性能を以下説明していきます。

2-1. M社製ならではの走行性能

M2クーペの走行性能は上位モデルにも引けをとりません。0ー100km/hの加速を見てみると4.3秒という数字です。この数字は5代目M5と同等です。この数字だけでもM2クーペの高い素行性能が発揮されています。

オーバー・ブースト機能によって引き上げられた500Nm(51kgm)の最大のトルクと272kW(370ps)の最高出力を発生するフィール直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジン、7速のダブル・クラッチ・トランスミッションを介したリア・ホイールの駆動が、モータースポーツのようなダイナミックかつ力強い走りを実現しています。

このMツインパワー・ターボ・エンジンは優れた出力特性とシルクのような滑らかなフィールを実現し、最高のパフォーマンスを披露してくれます。

さらにこのエンジンはよりハードな走行にも耐えられるように設計されており、スポーティなエンジン・サウンドを生み出し、エンジン・オイル供給システムによって常に適量のオイルが正確にエンジンに供給されます。

エンジン冷却ラジエターに加えてトランスミッション・オイル・クーラーも追加しており、常にミッション・オイルの温度を最適な状態にしています。

そして、強靭なボディと、軽量設計のフロントやリヤ・アクセル、Mモデル専用のシャーシー等の最新技術の結晶がエンジンとミッションと共にどこまでも加速していきそうな、かつてないまでのレベルの走行性能を引き出しています。

サスペンションの剛性もスポーツカーとして意識できる丁度良いたくましさで、「SPORT+」を選択すると減衰力がさらに高まりよりシャープな反応が楽しめます。これらの走行性能はM社ならではの技術の蓄積がなせる技といえるでしょう。

2-2. 電子デバイスのアシストの恩恵を感じるM2クーペのステアリング等の高性能システム

比較的小さくまとめられたエアバッグによるステアリングホイールの慣性モーメントは白線を踏むと電子デバイスがキックバック振動で知らせてきたり、電子デバイスのアシスト機能も充実しています。

車速に応じてパワー・ステアリングのアシスト量を可変制御して、ドライバーの意図通りに反応する車速感応式パワー・ステアリングのMサーボトロニック等を標準装備しています。

さらにカメラによる前方の監視を行うドライビング・アシストを装備することで高レベルの安全性を確保していますし、それだけではなく、車線逸脱警報システム、全車接近警告機能、衝突回避、被害軽減ブレーキ、車両から自動的にSOSを発進するBMWSOSコールも搭載しています。

車両の通信機能での車両のメンテナンスやバッテリー低下を自動的に正規ディーラーに通知するテレサービスも備えられています。

ディスプレイには車両後方の歩行者や障害物を探知するリア・ビューカメラや駐車をアシストするパーク・ディスタンスコントロールも搭載されており、快適なカーライフをサポートしてくれます。

これらの電子デバイスサポートの恩恵により直線やコーナリング等どんな状況でも安定感を抜群に発揮して、アクセルワークやステアリングはドライバーの思い通りに動かすことができ、車との一体感を感じることが可能なのです。

3. BMWM2クーペのデザイン

M2クーペのデザインは、パワフルさとダイナミクスさを具現化し、かつスポーティなクーペ特有のラインとフィルム、モータースポーツを思わせるコックピットがアスリートのような独特の存在感を出しています。

デザインもパフォーマンスに劣らず、非常に斬新であると言えるでしょう。以下インテリアとエクステリアについて説明していきます。

3-1. インテリア

室内インテリアは専用のカーボンファイバートリムで、スポーティな雰囲気が演出されており、カーボン、アルカンタラ、ブラックのダコタ・レザーを組み合わせたインテリア・デザインはドライバーや搭乗者に至高の時間を提供してくれます。

全体には黒が基調とされたデザインで、センターパネルはドライバー側に傾いていることや、スイッチ類はドライバーの手の届く範囲に設置される等、人間工学に基づいた設計となっています。

さらにサーキット等の過酷な走行にもドライバーの体を十分に支えられるようにニードパッドが装着され、スポーツシートとともに相乗効果を出し、ドライバーの体を走行中もしっかりとホールドしてくれます。

ラゲッジルーム容量は390リッターで、後席部には6:4の分割可倒機構も備わっています。

3-2. エクステリア

台形のブレードを備えた3つのエア・インテークはモータースポーツの歴史に残るフロント・スポイラーを思い出させます。そしてスポーティな魅力を併せ持つMアロイ・ホイールはMモデルの確立された思いが表現され、高性能ブレーキ・システムの実力を感じさせます。

フロントトレッドは70mmワイド、リアは65mm広げられており、フロント245/35R19、リア265/35R19という太いタイヤを収めるための大胆なワイドフェンダーが備えられています。

このボディとトレッドの拡大はハイパワーなエンジンを路面に伝えるだけではなく、優れたコーナリングに貢献したデザインです。

サイド・ビューを見るとボディに刻まれたキャラクター・ラインと独特の個性を醸し出すMサイド・ギル、後方の拡張されたフェンダーパネルからM2クーペがコンパクト・レーシングカーとしての地位を確固たるものにしているような存在感を感じることができるでしょう。

4. まとめ

BMWM2クーペは、M社が長年追求してきた、スポーツカーとしての走行性能を限界まで引き出し、かつ実用性も兼ね備えたコンパクトクーペです。

Mシリーズにも関わらず、高い燃費性能を兼ね備え、やや特殊なシフト操作はあるものの、電子デバイス等の最新テクノロジーとハイパワーなエンジンが合わさり、かつてないほどの力強い走行性能を発揮しています。

インテリア、エクステリア共にBMW伝統のエレガントさと、かつドライバーや搭乗者の快適性を突き詰めた実用性を兼備し、その洗練された外観はかつての名車BMW3.0CSLを思い出させます。

コンパクト・クーペとして最高峰の機能美と極めて高い走行性能はBMWのファンのみならず、世界中のファンを魅了するでしょう。