アルピナB4SとBMW M4を徹底比較!

アルピナB4SビターボとBMW M4はBMWの中でもトップランクのモデルとしてよく比較されています。両者とも特性が違いますが、いったん乗り込むとユーザーを強烈に引きつける魅力を持っています。今回は両者の魅力を徹底的に比較していきます。

 

1. アルピナB4SビターボとBMW M4の概要

アルピナB4 Sビターボは、B4モデルの強化版でB4のエンジンをさらにパワーアップさせたモデルです。クーペとカブリオの2種類があり、それぞれデザインや走行性能が多少異なります。

クーペとカブリオの加速性能はそれぞれ、0−100km/hで4.2秒と4.3秒、巡航最高速度は306km/h、304km/h、燃費性能は12.7km/リットル、12.0km/リットルとなっており、いずれも極めて高い性能を誇ります。

クーペ、カブリオともに、鍛えられたアスリートのような外観と、エレガントで最高の乗り心地のインテリア、そして包み込むような優しさと上品でパワフルな走りが特徴的です。全ての性能が高い次元で完璧に融合されているモデルといえます。

モデル・アップグレードによりフロント、リヤ・エプロン等の外観に新しいアクセントが加えられている他に、テールライトには新しいBMW LEDデザインが採用され、独特のオーラを出しています。

対して、BMW M4の特徴は「日常で使えるM」として走りにこだわるドライバーにとっては至上の車といえるでしょう。自由自在に操れるコントロール性、抜群の安定性、異次元の俊敏性等、エキサイティングで最高の走行性能はもちろんのこと、内装も快適性を極めたつくりとなっています。

一体型ヘッドレスト採用のバケットスタイルMスポーツ・シートやドライバー席にはニー・パッドまで備えられており、人間工学に基づいた設計は圧巻といえます。

M4はドライバー好みに設定できるのも大きな特徴で、ダンパーやステアリング特性をスポーツモードにすると、車体が低く沈み込むように重くなります。

カーボンパーツを多用して車体の軽量化を極限にまで図っているほか、多数のエレクトリック制御により抜群の安定性とエキサイティングなドライビングを実現しています。

そして躍動的かつ圧倒的な存在感もM4ならではで、大型のエア・インテークとリヤ・スタイルはトップアスリートのような雰囲気を醸し出しています。加速性能は0−100km/hで4.1秒を誇り、その走りはもはや究極的といえるほどです。

2. アルピナB4Sのメインテーマは「more Power」

アルピナB4Sのメインテーマは「パワーの追求」です。エンジン馬力は440ps、トルクは最大で673kg-mにパワーをアップさせています。エンジンは従来と同様のBMW N55型を採用していますが、エンジンブロックを錆び直しして搭載しています。

これは先代よりエンジンは30ps、トルクは10%向上しておりエンジンの数値だけでいえば、M4よりパワフルでトルクフルということがいえます。

アルピナ社の長年にわたる、ターボチャージャーと冷却システム改良の積み重ねがこの「more Power」を究極的に高めているといえるでしょう。

3. B4からB4Sへ、アルピナが変えた物そして変えなかった物とは?

B4からB4Sへ変わった点はターボチャージャーや水冷ライン、オイルラインの拡大されたエンジンだけではありません。

変速速度を改善したATはさらに強化されており、20インチアルピナホイールの装備によりさらに上質感が増し、フェイスリフトによりフロントマスクはさらにシャープになりました。

さらにインテリアも見直しがなされ、高級素材とデザイン・エレメントが採用されています。リアエンブレムもB4Sへと変更されています。

一方、シャシーは変更されていません。パワートレインがバージョンアップされているのにバランス感を不安視するユーザーもいるかもしれませんが、その点はむしろ自然な一体感が増し、快適性が向上しているといって良いでしょう。またマフラーも従来と同様のアクラポビッチを採用しています。

4. 走行性能の比較

両者の走行性能は特徴がはっきりと分かれていると言って良いでしょう。端的にいうと、アルピナB4Sビターボはパワフルかつ上品で優雅な走り、BMW M4はドライバーの走りの欲求を極限にまで突き詰めた極上のスポーツカーです。以下、両者の走行性能をまとめました。

4-1. アルピナB4Sビターボ

アルピナB4Sビターボは、非常に高級感あふれる上質な走りが特徴です。乗り味は静かで、優しく普通車とあまり差がないほどです。家族や友人を乗せても非常に安心感があるといえるでしょう。アクセルのレスポンスの良さや排気音は上品で、洗練された滑らかな走りは大きな特徴といえます。

しかし、いったんアクセルを踏み込むと、荒々しい加速感で、周囲をあっという間に置き去りにする一面もあり、そのパワフルさと強烈性は凄まじいものがあります。エレガントさと激しさの両面を併せ持つ、唯一無二で稀有な1台といえるでしょう。

4-2. BMW M4

M4は走り出しから、勇猛な排気音とともにドライバーを目覚めさせるような力強さを発揮します。アクセルを踏み込めば、瞬時に加速し、意識をしないとあっという間にスピード違反になってしまうほどです。

そして完璧な俊敏性とハンドリング操作は、ドライバーの意のままにクルマを操ることが可能です。変速のタイミングはやや引っ張り気味な感覚があり、すぐに高回転域になります。走行中の低くくて野太さが際立つ走行音も非常に印象的です。

非日常かつダイナミックな走りを追求したいユーザーは十分に満足できる走りです。

5. アルピナB4SビターボとBMW M4のインテリア比較

両者のインテリアは、それぞれ特徴があります。アルピナB4Sビターボは、多重塗装が非常に印象的なウッドパネルに、アルピナブルーのインストルメンタルパネルやラヴァリナレザーのハンドルが上質な品格を演出しています。

また細部にまでわたり快適性が追求されており、アルピナ社伝統のキルティング、エンポス、その他デコレーション・アイテム等デザインにも多数オプション・メニューが準備されています。プロダクション・プレートは製造番号が刻印されておりプレミアム感も演出されているのも特徴的です。

全体的に優雅で上品な印象のインテリアです。

それに対してBMW M4はカーボンが全体的に使用され、コックピットのようなデザインになっており、ドライバーの為のインテリアが強調されています。

ドアを開けると、照明付きのMロゴがついた新開発のMシートがドライバーを迎えてくれ、このシートはシェル形状になっており、サイド・サポートによるドライバーの体を完全にホールドしてくれるつくりになっています。

レーシングカーのような丸型メーター・パネル、Mスポーツ・レザー・ステアリング・ホイールは既存のクルマとはあきらかに一線を画しているといえるでしょう。

リア・シートはサキール・オレンジ・ステッチが印象に残るブラックのBMW individualフル・レザー・メリノを採用し、ユーザーに高級感溢れる時間を提供してくれます。

6. 結論、アルピナB4S と BMW M4どちらが買いか?

結論としては、両者ともに特徴が違うのでどちらが買いかは非常に難しい選択と言えますが、アルピナB4Sビターボは上品かつエレガントに落ち着いた時間を過ごしたいユーザーにはこの上ない1台と言えるでしょう。

包み込むような包容力や、いざエキサイティングに走りたい時も両方楽しめる点は唯一無二の存在と言えます。

一方で、M4はBMW伝統の駆け抜ける歓びを最大限に発揮した1台といえ、常に刺激的でスポーティなカーライフを楽しみたい人には最適です。さらに安定性、安全性も群を抜いており、異次元のトータルバランスを実現しています。究極のスポーツカーを日常で味わえる点は唯一無二です。

さらに日常でも快適に使用でき、実用性も兼ね備えています。常に強烈な満足感を得たいユーザーに最もふさわしいモデルがM4です。