BMW5シリーズグランツーリスモ|その名に恥じぬ長距離の雄

BMW 5シリーズ グランツーリスモは、その名の通り長距離移動に優れ、高い居住性と快適性や機能性を持ち合わせているモデルです。クーペとSUV、ワゴンの優れた性質をひとつに合わせた本モデルの魅力と性能を説明していきます。

 

1. BMW5シリーズグランツーリスモの概要

BMW5シリーズグランツーリスモは、セダンのルーフを伸ばしてクーペ的にしたリアゲート付き5ドアのスポーツタイプです。全高はセダンよりもやや高く、後部の積載性をさらに快適にし、かつクーペと同等の操作性も実現しています。

大きな特徴はセダンよりもスポーティさや居住空間の快適性が高く、SUVやワゴンよりも操作性が高いという点が挙げられるでしょう。そしてその高い機能性を象徴するツインテールゲートは積み込む荷物の大きさによってテールゲートの開閉を選択できるようになっています。

スタイリングはクーペのようですが、内部の贅沢なインテリアは非常に広く、ゆったりとした感覚を味わえます。グランツーリスモの名の通り、長距離ドライブにこれほどまでに適しているモデルはないといえるでしょう。

グレードは、528i、550iともに「スタンダード」、「ラグジュアリー」、「Mスポーツ」の3タイプがあり、全車右ハンドルのみとなっています。ボディカラーは全11色、インテリアトリムは2色が準備されています。

2. BMWが提案するGTというカテゴリ

BMWが提案するGTは、ラグジュアリーな高級クーペやSUV、機能性の高いワゴンのいいとこ取りで、居住性や積載性、操作性と全ての点において見事な融合を果たし、ユーザーに新しいGTというカテゴリを楽しんでもらおうという意図が汲み取れます。

外観のデザインも特徴的な2ピース構造のツイン・テールゲートを始め、すらりと伸びたエンジンフードやショート・オーバーハング、Cピラーのホフマイスター・キングがBMWらしさを演出しています。フレームレス・ウィンドウ採用もGTならではの特徴といえるでしょう。

さらにロングホイール化でラグジュアリーとスポーティさを兼ね備え、BMWが確立した新しいカテゴリと言える1台です。

3. 5シリーズ グランツーリスモのボディサイズ

5シリーズグランツーリスモのボディサイズは、全長×全幅×全高が4998mm×1901mm×1559mmで、ホイールベース(本国仕様)は3070mmです。

このスペックは、5シリーズのセダンと比較するとなんと全長と全高がそれぞれ約50mm、90mm、ホイールベースにおいては180mmもサイズが大きいということになります。5シリーズでも最大のボディサイズを誇り、セグメントとしてはワンランク上となります。

全高を高くしたことでX5並みのゆとりがあるヘッド・クリアランスを実現し、リア・シートも7シリーズ並みのレッグ・スペースを実現しています。

3-1. 5シリーズにも関わらず7シリーズと同じ幅

5シリーズであるにも関わらず、全幅やホイールベースのサイズが7シリーズと同じという点は、BMWの明らかな意図があるといえます。さらにシャーシも7シリーズのものを利用しており、今後は7シリーズがさらに大きなサイズになるのかどうかも注目されます。

4. BMW5シリーズ グランツーリスモのステアリングフィール

今回のモデルはステアリングフィールの安定感も際立っています。大きなボディとロングホイールベースを生かした操作性や走行安定性は素晴らしく、左右のロールや前後のピッチングも極力抑えられています。

特に速度を上げた時の安定性は群を抜いており、自然な感覚で運転できる点も特徴的でしょう。ドライビングモードに応じてエンジンレスポンスやシフトタイミング、ステアリングのアシスト量を変えることが可能なダイナミック・ドライビング・コントロールも快適な運転に貢献しています。

他の5シリーズと比較してもワインディング走行もストレスを感じることがなく、高速域での快適性は異次元のレベルといってよいでしょう。ちなみに「Mスポーツ」のステアリング・ホイールはシフトパドルが装着されている点も大きな特徴です。

5. 5シリーズ グランツーリスモに搭載されるエンジン

5シリーズグランツーリスモに搭載されるエンジンは、3リッター直列6気筒のDOHCのツインターボエンジンです。これに高圧噴射とバルブトロニックを組み合わせた強力なユニットとなっています。

このエンジンユニットは、6800回転までスムーズに上昇し、低回転域の1500回転から太いトルクが発生してその加速性と滑らかさは文句なしのレベルです。特に550iの4.4リッター

V8ツインターボエンジンのトルクは他の追従を許さない圧倒的なパフォーマンスを発揮します。

まさにグランツーリスモという名がぴったりのロングドライブにも快適かつ、極上の時間を提供してくれるでしょう。

エントリーグレードの528iグランツーリスモには2リットル直列4気筒ツインパワーターボエンジンを搭載し、最高出力は180kW /5000rpm、最大トルクは350N・m/1250ー4800rpmを誇ります。

さらに高精度ダイレクト・インジェクション・システムは高圧の燃料を直接燃焼室内に噴射し、バルブトロニックやツインスクロール・ターボといった高出力と優れた環境性能を発揮するBMW独自のシステムも搭載しています。

燃費性能は、JC08モードで528iで12.7km/L、550iで9.6km/Lです。尚、528iはエコカー減税対象車となっています。

6. 5シリーズ グランツーリスモではBMW760iのミッションを使用

エンジンと組み合わされるミッションは、BMW760i専用で搭載されている8段ATで、オプションでインテグラル・アクティブ・ステアリング装備も選択できます。

このミッションとエンジンの組み合わせで、圧倒的な力強い加速だけではなく、ロングドライブを至極快適に過ごせるように静かで優しい感覚をユーザーに提供してくれます。そしてきめ細かいコントロールや洗練された音や振動もこのミッションが大きく貢献しているといえるでしょう。

圧倒的なハイパフォーマンスエンジンとミッションは、巨大なボディを軽々と加速させるだけではなく、洗練された上品さと刺激的なドライビング感覚を実現しています。

7. BMW GTが打ち出す5ドアハッチバックは欧州トレンド

(ボディ形状と広大なラゲッジスペースの使い勝手の良さをアピール)

BMW5シリーズのグランツーリスモは、欧州のトレンドの先端をいくモデルで、特にその広く、快適な居住性能はユーザーの長時間移動にぴったりです。リアシートも7シリーズシャーシを活用しているお陰で、広々としており、頭部のスペースの広さもX5と同等といってよいでしょう。

リアシートはリクライニング機能がついた、中央に固定できるアームレスト付き二人掛けとベンチシートの三人掛けがあります。乗員の好みのアレンジが可能で、ファーストクラスのような居心地の良さを実現しています。

そして広大なラゲッジスペースは荷物の積み下ろしの際の使い勝手と多様性を両立しています。

小さい荷物の際は、リア・ウィンドウの小さな開口部を開けることで素早く積み込みができ、スーツケースやゴルフバッグ等はボタンひとつで開閉可能なテールゲートを使用することでより快適に積み込みが可能です。

走りの圧倒的なパフォーマンスとともにここまで快適性と機能性を持ち合わせたクルマはBMWならではといえ、この5ドアハッチバックモデルは欧州トレンドの中心といえるでしょう。

7-1. ドライバーズシートのクリアランスはBMW X5並み

ドライバーズシートはX5並みの広さと快適性を実現しており、視界の広さや運転のしやすさは特筆に値します。足元やヘッドクリアランスの広さはもちろん、長距離移動にも適したシート、内装品や配色にまでこだわりをみせています。

ドライバーだけではなく、乗員皆がリラックスができ、快適な時間を楽しむことができるでしょう。

7-2. 広大なラゲッジスペースがグランツーリスモたる所以

グランツーリスモの大きな特徴のひとつに、その広大なラゲッジスペースにあります。奥行き860mmに左右の幅が1m以上もあり、家族の荷物やゴルフバッグの収納も楽々可能です。

5人乗車時で500Lの積載量があり、バックレストを完全に折りたたむと最大で1700Lにまで拡大が可能です。また付属のセパレーション・パネルを使用すればラゲージ・ルームとキャビンを分離することも可能となっており、ノイズや臭いを防げます。

リアゲートは、ウィンドウ下からも開閉可能な2ウェイ式で、リアシートも40:20:40の分割可倒式となっています。また最大で100mmスライドも可能です。このように、ラゲッジスペースをはじめ、いたるところで機能性と快適性を突き詰めたつくりとなっています。

8. BMW 5シリーズ グランツーリスモのまとめ

BMWグランツーリスモは、クーペの機能性、SUVやワゴンの多様性や快適な居住空間を合わせたモデルです。その名の通り、長距離運転に適したクルマと言えるでしょう。

またロングホイール化でラグジュアリーとスポーティさも兼ね合わせ、BMWが提案する新カテゴリを体現したモデルとなっています。ボディサイズは5シリーズにも関わらず、7シリーズに迫るサイズで足元の広さやヘッドクリアランスもゆとりがあります。

安定したステアリングフィールに、巨大なボディを軽々と加速させる圧倒的なパフォーマンスのエンジンとミッションは刺激的で、正確かつ優雅で上品なドライビングをユーザーに提供してくれます。

BMWが確立した5ドアハッチバックは、欧州トレンドの最先端を行き、長時間ドライブもまるでファーストクラスで移動するかのような快適性を実現しています。広大なラゲッジスペースと共に、全ての面で高次元の融合を果たしているモデルです。

外見上ではX6のような感覚もありますが、居住性や快適性、操作性等は5シリーズのグランツーリスモの方が勝っていると言って良いでしょう。